言葉は心を癒す処方箋♪


堀尾靜医師は著書の中で「病院という所は、生と死が日常的に共存する特殊な環境です。期待、不安、苦悩、葛藤、歓喜、孤独といったあらゆる感情が交錯し、その中で使われる言葉は万感の思いや、針のような鋭さ、斧のような重さに包まれます。(中略)それ故、私達医療者の使う言葉もそれだけ選ばなければならず、自分流の言葉を見つける必要があります。経験に裏うちされ、自分で反すうした言葉こそが医療の現場では生きて意味をなします。毎日の経験から言葉を探す想像力と訓練を強いられていると考えています。つまり、人に優しい医療とは、まさしく患者さんの顔のみえる医療に他ならないのです」と言葉に対する想いを述べています。
 川口結いの家では「言葉」を大切にしています。ひとつひとつの言葉、その言葉に込められている想いに寄り添えるように…。
 ほんの少しの優しさをポケットにいれて!
第14号  文責:齋藤健、飯嶋進哉