スタッフの声
私達「川口結いの家」のスタッフは、毎日ご利用者様に楽しんでいただけることが、一番の喜びです。そんなスタッフは、いつもこんなことを思って一緒に生活させていただいております。私達のキモチをちょっとのぞいてみてください。
現在のお仕事について教えてください。
ご相談と連絡・調整がメインですが、この連絡・調整というのが多岐にわたります。行政関係の手続き、ご利用者が入院する場合の日程調整、介護職員や管理栄養士などの専門職からご利用者の状態を聞いて、介護食の調整やショートステイの部屋調整を行うなど、実にいろいろ。送迎も相談員の役割。知った顔に送迎されればご利用者は安心できるし、ご家族とふれ合う機会も増えるからです。また、病院へも同行します。デスク仕事より動き回っていることのほうが多いですね。
どんな時にやりがいを感じますか?
ご利用者が笑顔でいてくれることです。うれしそうな顔を見ると、僕もうれしくなります。また、終の住処(ついのすみか)として看取りケアをさせていただくこともありますが、ご家族の方に「ここで暮らせておじいちゃんは幸せでした」と言っていただけた時には、この仕事をしていて本当によかったと思います。
現在のお仕事について教えてください。
開設したH17年4月に入職し、10年が経ちました。産休、育休を経て、職場復帰して働いています。ユニットケア施設で、入居者様に『きらくに暮らせるもう一つの我が家』と思って頂けるようにチームで取り組んでいます。入居者様との関わりの中で、みなさん本当は家で暮らしたかったのだろうなと感じます。家を離れて暮らすというその淋しさや悲しさ、悔しさもできるかぎり引受け、施設での生活を少しでも快適に、安心して暮らして頂けたらなと思っています。入居された方にも、ご家族様にも「ここに入居してよかったな」と思っていただけるようにその方らしい暮らしのお手伝いをさせていただきたいと思います。今後も仕事と家の両立をしながら、続けて働いていきたいです。
後輩に向けてメッセージをお願いします。
この間、96歳でほとんど寝たきりの入居者様と一緒にその方が昔よく家族で行かれていたというラーメン屋さんにいってきました。その方は、お店に入ると店内の様子をみて目をキラキラさせてみえました。お元気な頃によく食べたというラーメンと餃子を注文しました。普段は、形のほとんどない食事をされている方ですが、その日は細かく刻んでとろみを付けたラーメンと餃子を少し食べました。食べることだけが目的ではなく、「懐かしい場所に言って頂きたい」という職員の思いからのお出かけでした。ご家族様も「行けて良かったね」と喜ばれていました。私たちは、入居者様のできないことのお手伝いだけでなく、したいことのお手伝いをすることが仕事です。とてもやりがいのある仕事ですよ。